こんにちは、ユウキと申します。
最終2桁は逃しましたが、レート2100を取ることができましたのでS22の構築記事を残します。
【使用構築】
【経緯】
レギュHは自身の中でカイリュー、サーフゴー、ガチグマ、ブリジュラスの4強であることに揺るぎなかったため、これらに強いポケモンを探したところ、であれば
・ガチグマ以外にタイプ上強い
・マルチスケイルを貫通できる連続技の所持
・高いsと剣舞による制圧力
と強い要素を兼ね備えてるため、ここから組み始めた。
ガブリアスはガチグマの受け出しを許すため、対面上ガチグマに強く、選出抑制も期待できそうなを採用。
上2体は基本的に対面的な運用となるため、3枠目は対面において雑に強いを採用。
ここまで物理技でしか殴れないため特殊技を打てる中で最も強いと感じたを採用。
この4体は基本的な殴り合いは強いが、Aキュウコンを筆頭とした壁・積み展開、バトンなど絡め手に弱いためこれらに強いポケモンとして欠伸を5枠目に決定。
最後の枠は悩ましかったが、
・対処の難しいカイリュー、ガチグマに対し引き先になれる
・地面の一貫切り
・マスカーニャに強い
ことなどを評価しゴツメを採用し構築を完成させた。
【個体紹介】
1. ガブリアス@イカサマダイス
テラスタイプ:鋼
特性:鮫肌
性格:陽気
実数値(努力値):183-182(252)-116(4)-×-105-169(252+)
技構成:地震、スケイルショット、炎の牙、剣の舞
調整意図
構築の始点。王。
経緯に書いた通り剣舞+スケイルショットの制圧力が凄まじい。鋼テラスと合わせると不利な対面がほぼないため初手出し性能がとても高く、レート1900近くまで簡単に盛ることができた。
対カイリューサフゴにも滅法強く、カイリューに対してはHP1でも残っていれば
・神速で落とされる→鮫肌に触れる
・それ以外→上から殴れる
ため必ずマルスケを潰した状態で次のポケモンへ繋げられるのが他のポケモンにはない強みである。
スケショに対し持久力ブリジュラスを投げられるのが最大の裏目だが初手対面してスケショから入りたいのは主にカイリューであり、カイリューに対してはアマガ引き、ミミッキュ引きの選択肢が取れる他、裏にラウドボーンを置いておくことでも詰まされる展開を防ぐことは可能。
技は一般的なダイスガブリアスの3種と、最後の枠はアーマーガアに日和たくないため炎の牙としたが、風船デカヌチャンに対して生きる場面の方が多かった。他の技にするならアイヘか身代わりが候補だと思う。
※余談だが性格がせっかち(S↑B↓)になっていたことに気付かずに使用していた。レンタルでは修正済み。
2. キノガッサ@気合いの襷
テラスタイプ:炎
特性:テクニシャン
性格:意地っ張り
実数値(努力値):135-200(252+)-100-×-81(4)-122(252)
技構成:マッハパンチ、キノコの胞子、タネマシンガン、テラバースト
調整意図
・A…特化(H4振りサーフゴーに炎テラバーストが乱数1発(81.2%))
対面の王。
シーズン序盤はテラバースト→岩石封じで使用していたが、キノガッサに対してほぼ確実にサーフゴーを後投げされることに気づき変更した。
地面テラス地慣らしの方が無振りサーフゴーを確定で落とせるが、風船持ちがたまにいたのと、構築上アーマーガアが重いため炎テラバにしている。
キノガッサ対策をサーフゴーに一任しているプレイヤーが多かったため、逆を言えばサーフゴーさえ倒せればキノガッサは確実に通る。特に初手に明らかにキノガッサに不利を取るポケモン(ガチグマ、アシレーヌ等)が来た場合は裏に100%サーフゴーがいるため、終盤は初手にこれらが来たら問答無用で炎テラバを選択していた。ヤンキープレイではあるが勝率が重要視されるランクマッチに置いてこの動きが最も勝てる(=される)と経験から判断し、実際8〜9割ほど通った。
無振りでも乱数のため耐久振り個体には当然耐えられてしまうが、前期は拘りCSか耐久振り(キノガッサより遅い)が大半だったため、そこまで問題ではない。
岩石封じを切ったことで炎タイプと飛行タイプが厳しくなったが、対面性能を底上げするマッハパンチ、上振れ次第で超火力のタネマシンガン、最強技の胞子とどれも外すことはできなかった。
3. ミミッキュ@命の珠
テラスタイプ:フェアリー
特性:化けの皮
性格:意地っ張り
実数値(努力値):131(4)-156(252)-100-×-125-148(252)
技構成:じゃれつく、シャドークロー、影うち、剣の舞
調整意図
・火力優先でASぶっぱ
こいつに関しては採用理由も不明瞭なため特別語ることはないが、ドラゴン環境において貴重なフェアリータイプかつサーフゴーにも打点があるのが偉かった。
当初は炎テラバを採用していたが、キノガッサを炎テラスにしたのに合わせて汎用性が高そうなシャドークローへ変更した。
4. ガチグマ(赫月)@突撃チョッキ
テラスタイプ:ノーマル
特性:心眼
性格:控えめ
実数値(努力値):211(180)-×-141(4)-187(116)-98(100)-86(108)
技構成:ブラッドムーン、大地の力、ハイパーボイス、真空波
調整意図
・HD…C205(特化)シルクのスカーフ持ちガチグマのノーマルテラスブラッドムーンを確定耐え(84.3〜99.5%)
C177(無補正)ブリジュラスの+1ステラ流星群を確定耐え(84.3〜99.5%)
C203(特化)サーフゴーの+2ゴールドラッシュを68.8%で耐え
・S…ミラー意識でなるべく高く
・C…なるべく高くかつ11n
マジレス神。Dに厚めに振ることで対特殊方面の撃ち合いに強くした。またミラーで上を取りたいため、過去の構築記事を見た中で相当速めのs86に設定している。
半端なポケモンはテラスブラッドムーンで吹き飛ぶ上に相手の攻撃は基本1発は耐えるので、雑に使っても強すぎる。それ故に鉢巻けたぐり等でワンパンを狙われやすいため初手置きよりは裏から出すパターンの方が多かった。
アーマーガアとタイプ補完が取れているため、セットで選出すると気持ちサイクル戦ができるのも地味に強い。
5. ラウドボーン@食べ残し
テラスタイプ:水
特性:天然
性格:図太い
実数値(努力値):209(236)-×-165(236+)-130-95-91(36)
技構成:フレアソング、シャドーボール、欠伸、怠ける
調整意図
・H…食べ残し効率意識16n+1
・B…極力高く
・S...余り(同族、アーマーガア、早いガチグマを抜けるくらい)
天然+積み+欠伸という展開系の構築に対して強い要素を兼ね備えている。壁始動筆頭のAキュウコンにとても強く後投げができる上、攻撃しながらcが上がるフレアソングのおかげでアンコールにも弱くない。
欠伸は壁ターンを枯らす使い方ができる他、食べ残しと合わせると「1体眠らすor引きを続けるとラウドボーンが回復する」というどちらをとっても有利展開に持ち込めるのが非常に強かった。
フレアソングと怠けるは当然確定であり残り1枠は自由だが、今回は壁+コノヨザルが重かったため大きく削りを入れられるシャドーボールとした。地獄突きで音技を止めにくる相手や貰い火持ちに対しても打点を失わず強かった。
6. アーマーガア@ゴツゴツメット
テラスタイプ:ドラゴン
特性:プレッシャー
性格:腕白
実数値(努力値):205(252)-107-154(116+)-×-123(140)-87
技構成:ボディプレス、蜻蛉返り、挑発、羽休め
調整意図
・HD…C205(特化)シルクのスカーフ持ちガチグマのノーマルテラスブラッドムーン+ハイパーボイスを99.2%耐え(84.9〜100.5%)
・B…余り
ラストピース。カイリューとガチグマに対して一旦引き先となれる他、受けが難しいマスカーニャにも強い貴重な枠。
本体の攻撃力が低すぎるため触れただけで削りを入れられるゴツメと、無限に起点にされるのを阻止するための挑発は必須であった。特に誰に勝てるわけではないが、他のポケモンが不利対面を取った時の立て直し役として優秀であったため終盤は選出率がかなり高かった。
ガチグマの上から挑発をしたいためSを落とさずに使っていたが、逆に羽休めのタイミングで大地の力を押されるリスクがあるため、Sラインは諸説あると思う。
特性はミラーアーマーも強いが能力ダウン技が環境に少ないのと、挑発と合わせて攻撃技の回数を制限できるプレッシャーの方が今の環境に合っていると感じている。
【選出】
※一番多いパターンを記載
・スタン系(+α()
→or+
・系統
→はほぼ確、残り2体は自由。
・入り、他壁、バトンっぽい相手
→@2
・サーフゴーのいない対面系(絡みとか)
→
【重いポケモン、並び】
・毒菱+キョジオーン
キョジオーンの対策自体が薄いのとアーマーガア以外は接地しているためとてもきつい。
そこまで当たらなかったため切り気味。
・受けループ
挑発アマガとキノガッサで頑張るが明確なキノガッサ受けがいるときつい。
【結果】
TN:バイオレット 最終102位(R2105.274)
TN:ユウキ 最終263位(R2024.261)
(最高レート2090.251)
【総括】
新レギュレーション1発目のシーズンで2100まで上げることができて嬉しいです。最終日終了20分前に2100にのり、その時点で92位だったので最終2桁確定チャレをするか悩みましたが、レート的にキリが良かったためそのまま保存しました。
まだまだ最上位勢と比べると構築の粗が目立つので、慢心せずに構築力をつけていきたいです。