こんにちは、ユウキと申します。
S26にて使用した構築紹介になります。自身の最高順位を更新できたのと、初の2rom2桁で終わることができたので記録に残す意味も含めて記事にしようと思います。
【使用構築】
【経緯】
一度積めれば3タテも可能な程の性能がある上に、技範囲次第で明確に止められるポケモンが環境に異常に少ないのがとても強力だと感じ、を軸にすることを決めた。
ゼルネアスを使用するうえで、前期のシグマさん(@zenchino115)が使用していた「受け+ゼルネアス」軸の完成度と補完の良さに魅力を感じたため、この構築をベースに戦うこととした。
こちらがシグマさんの前期構築です。
※シグマさんご本人様よりお名前とTwitterIDの掲載許可を頂きました。ありがとうございます。
【個体紹介】
※原案と異なる箇所は赤字で記載
1. ゼルネアス@パワフルハーブ
フェアリーオーラ 控えめ
221(156)-×-118(20)-201(252+)-119(4)-129(76)
HB…A183珠イベルタルのダイスチル確定耐え(特化珠の場合56.3%で耐え)
C…主にザシアンへの乱数意識で特化
S…+2で準速+1エースバーン抜き
最強の鹿。原案では気合玉→ドレインキッスであるが、ナットレイやヒードラン入りに臆せず選出出来るように技範囲を最大限に広げたこの構成となった。原案記事にも記載があるが、H199-D136ザシアンを+2ダイサンダー+ゴツメダメージ1回で中乱数で落とせるのが強いため、10万ボルトではなく雷での採用。
地の耐久があるため珠ランドロスや珠サンダーのダイジェットを耐えてジオコンで切り返すことも可能。また、一度ジオコンを積めれば不利対面ですら覆せる突破力があり、3タテすることも多々あった。ラキヌオーカグヤ等の受けポケモンが苦手とする鉢巻悪ウーラオスに対して1度後投げができるのも強かった。
2. ドラパルト@命の珠
すり抜け 意地っ張り
163-189(252+)-95-108(−)-96(4)-194(252)
ドラゴンアロー、ゴーストダイブ、大文字、竜の舞
※変更点なし
・A…下記参照
・C…H181-D137ナットレイを大文字で高乱1発(97.7〜114.9%)
・DL意識B<D
ゼルネアスが突破困難な特殊受けやウツロイド、ウオノラゴン等に強い第2のアタッカー。
ゼルネとの攻めの相性が良く、相手がゼルネに厚い選出をしてきた場合はドラパが通ることが多いため非常に使いやすかった。
特性はラキヌオーが苦手とする身代わり持ちに強く出れるすり抜けを選択。
A特化珠のメリットとしては
・H199-B135ザシアンを+1ダイホロウで確1
・無振りカイオーガをダイホロウで乱1(94.2〜111.4%)
・H215-B141ジガルデをドラゴンアローで乱1(93.9〜111.6%)
等、主に禁伝相手に乱数が大きく変わってくることである。
またナットレイをほぼ100%選出される構築のため、大文字が役立つ場面がとても多かった。
3. テッカグヤ@食べ残し
ビーストブースト 図太い
204(252)-×-162(196+)-128(4)-122(4)-88(52)
火炎放射、宿木の種、身代わり、守る
・H…身代わりHP51(地球投げ意識)
ゼルネアスで突破できない日食ネクロズマやドヒドイデ入りに主に選出。
原案ではヘビーボンバーが搭載されていたが打つ機会があまりなかったため、宿木の定数ダメ稼ぎやダイマ枯らしに使える守るを採用した。
宿木+身代わり守るのループは一度決まると突破するのにHPと時間を割かないとならないため、TOD性能も非常に高く優秀なコマだった。
4. ヌオー@ゴツゴツメット
天然 呑気
202(252)-105-150(252+)-×-86(4)-44(−)
地震、自己再生、毒々、守る
※変更点なし
・S個体値19(最遅ラッキー抜かれ)
※BOXにいた個体を流用
ザシアンに後投げが効く枠として採用。持ち物はザシアンを裏のゼルネの圏内に入れるためにゴツメ一択。
今期はヌオーやナマコブシと組んでいるザシアン軸が多く、毒々から相手のサイクルを崩していけることがそれなりにあった。
高火力のダイマ技は決して受からないが、ザシアンさえ削ってしまえばゼルネで積んで勝ちという状況を作り出せるため、ダイマ枯らしの意味でも守るは重宝した。
余談ではあるが歌うラッキーとあまり当たらなかったため、Sを削ることで得た恩恵は一つもなかった。
5. ラッキー@進化の輝石
自然回復 図太い
333(60)-×-62(252+)-×-134(68)-86(124)
地球投げ、卵産み、甘える、電磁波
※変更点なし
・HD…C201ゼルネアスの+2ムーンフォースを98.9%で2耐え
・S…麻痺下準速エースバーン、ウツロイド抜き
特殊受け要員。
甘えるがとても偉く、本来起点にされてしまう物理の積みアタッカー相手にも起点回避を行える。例えば、対面不利な剣舞ミミッキュにも電磁波→甘えるを連打し、麻痺を絡めてAを十分に下げてからゼルネに交代することで安全に起点にすることができる。
副産物として白バド等の低速アタッカーにも強い。
1体で起点作りと特殊受け、立ち回り次第では物理受けも可能となるこのポケモンはとても優秀だった。
6. メタモン@気合いの襷
変わり者 生意気
155(252)-×-×-×-×-× ※S0
変身
ラキヌオーカグヤで受けられない相手や、初手ダイマからの対面選出を行うために襷での採用。
このポケモンがいると、相手は選出するポケモンの一貫を切らなければならないため、相手の選出を読みやすくなるのも良かった。
主に受けの効かないゼルネや黒バド軸に投げていた。
【選出パターン】
・vs
→@1
初手ザシアンから来ることが多いのでヌオーから入る。ザシアン対面はヌオーのHPが満タンの時は毒、それ以外では自己再生を押していた。
相手にウオノラゴンがいる場合はラッキーの代わりにメタモンを選出し、@1にゼルネアスを置くことが多かった。
・vs
→
HB怒り挑発レヒレと組んでいる構築が多く、実際に初手にレヒレから入ってくることが多かった。ドラパの初手ダイマでレヒレを削り、なるべくラッキーとテッカグヤのHPを温存した状態でネクロズマと対峙することを意識した。
・vs
→or
ラッキーの電磁波から展開し、隙を見てゼルネかドラパで積んで全抜きを目指す。相手が受け寄りの場合はラキガクヤでTODも視野に入れて立ち回る。
・
→
オーガ軸はドラパが通っているため、初手にドラパを置く。構築上襷エースバーンがきついため、対面した時はダイマを切り、数的有利をとることを心がけた。(ダイドラグーンから入ることで不意打ちを2発耐えるようになる。)
・
→or +
攻めよりの構築ならドラパ、受け寄りならカグヤを主に選出。ヌケニンと組んでる場合はきついが、イベルを多少削った後にドラパルトを通せるかの勝負になる。
・
→
黒バドが誰も受かっていない構築なので基本初手にくる。そのためゼルネで初手ダイマして、ドラパメタモンで裏を処理する対面選出をしていた。
・
→@1
基本的に初手ゼルネから入る。ゼルネミラーは速い方が有利だがこちらのゼルネは遅いため、メタモンと合わせて2体でゼルネを見ていた。
壁展開(主にオーロンゲ)相手も初手は光の壁から入られることが多かったためジオコンを選択していた。
・
→
初手にスカーフミミッキュから来ることが大半なので、ゼルネにトリックを受けてもらい裏のドラパを通していた。
※他禁伝は数が少なかったため割愛。
【きつかったポケモン】
・襷エースバーン
・型のわからないミミッキュ
・ウオノラゴン
など
【結果】
TN:ユウキ
最終22位 Rate2049
TN:シールド
最終40位 Rate2033
【総括】
竜王戦最後のシーズンで自己最高の順位で終わることができて嬉しいです!
サブロムで最後20位から潜った試合で負けてしまったことだけが心残りですが、何とか2rom2桁で終わることができました。
次のシーズンからはルールも変わるのでガッツリやるかはわかりませんがモチベが上がればやりたいと思います。
【Special Thanks】
・お名前の掲載を快く承諾して頂いた構築原案者のシグマさん
・菱形証ドラパルトを譲ってくれたねぎくん
ありがとうございました!